基礎講座(預金編)19:ネット銀行には通帳がない?
<ネット銀行には通帳がない?>
ネット銀行というと、店舗を持たないネット専業銀行をイメージする人が多いだろうが、メガバンクなどの店舗型銀行でもネット専業銀行と同様のインターネットサービスを提供している。
では、ネット銀行とは何か?ということになるのだが、定義というものは実はない。したがって、ネット専業銀行という「銀行そのもの」と、店舗型銀行が「インターネット上で提供している銀行サービス」をまとめてネット銀行と捉えればよいだろう。
そうなると、今回のタイトル「ネット銀行には通帳がない?」の回答はどうなるかというと、これは銀行のタイプによる。
まず、店舗のないネット専業銀行は通帳を発行しない。これはイメージ通りだろう。ネット専業銀行の場合は、ネット上で見られる入出金明細で履歴をチェックすることになる。
ただし、参照期間が決まっているため(銀行によって異なる。長いと口座開設日からすべて、短いと2年位)、定期的にデータをダウンロードしておく必要がある。
メガバンクなどの店舗型銀行は当然ながら通帳を発行している。つまり紙の通帳もあるし、インターネット上でも通帳に近いもの(一定期間の入出金明細)を見ることができるというわけだ。
もう1つ、この店舗型の銀行がバーチャルの支店を持っているケースがある。例えばメガバンクなら、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行には、「インターネット支店」という店舗のない支店がある。ここに口座を開くと、通帳は発行されない。
ただし、前述のように一定期間内は(2ヶ月とする銀行が多い)インターネット上で明細が見られるため、日ごろはここで履歴をチェックすればよい。もちろん定期的にダウンロードしておかなければならないのは言うまでもない。
その期間を過ぎても、銀行によっては、通帳に近いステートメントを発行してくれる銀行もある(三菱東京UFJ銀行など)。このステートメントの参照期間も無制限ではないため(2年など)、やはり定期的にダウンロードしておく必要がある。
各行とも、入出金明細やステートメントのダウンロードをし忘れても、有料で紙の明細を発行してくれるが、日ごろからダウンロードをする癖をつけておいたほうがよいだろう。
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