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お金持ちは、目の前にあるお金とバーチャルなお金を分けて考えない

 

 お金に縁がない人はリスクを取るのが苦手と言われる。だが一方で、多くの日本人が、住宅ローンというかなりリスクの高い商品を気軽に利用している。こうした行動の乖離は、お金に対する認識の仕方が大きく影響していると考えられる。

高額の住宅ローンを組みながら貯蓄好きという矛盾
 米国の住宅ローンは、ノンリコース・ローンと言って、仮に返済できなくなっても、家を銀行に渡せばそれで終了となるタイプの商品がほとんどである。つまり、家を売っても残りのローン返済に苦しめられるということはない。

 これに対して日本の住宅ローンは、返済できなくなり、家を売却しても、足りない分は容赦なく返済を迫られる。住宅ローンを苦にした自殺が多いのはそのためである。

 つまり、日本の住宅ローンはそれなりのリスクのある商品ということになる。こうした商品で35年もの長期ローンを組むという行為は、普通の米国人ならとても怖くてできないだろう。こうした商品を多くの国民が気軽に利用しているということを考えれば、日本の方が圧倒的にリスク選好型であるともいえる。

 一方、日本人は極端なまでの貯蓄好きである。日銀はマイナス金利を導入し、現金を持たず投資に回すよう市場や国民に促したが、逆にタンス預金が増えているという状況だ。リスクを取るどころか、殻に閉じこもっているかのような行動を取っている。

 住宅放棄後にも返済義務が生じる長期の住宅ローンを組みながら、過度な貯蓄に走るという行為は一見、矛盾しているように見える。こうした矛盾が発生してしまうのは、どのようなお金を自分のお金ととらえるのかという基準が大きく影響していると思われる。

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目の前にあるお金だけが自分のお金?
 多くの日本人は自分のお金に対する執着心が非常に強い。株式投資に対して極めて消極的なのも、目の前にある自分のお金が出て行ってしまうことに恐怖を覚えるからである。
 ここで言うところの自分のお金というのは、自分の手元にあるお金のことを指している。バーチャルなお金は含まれていない。

 一方、住宅ローンを組むときには、自分のお金がなくなっているという感覚はない。お金は家に変わってしまっているため、お金を持ったという実感がない。極端なことを言うと住宅ローンのお金は自分のお金ではないのだ。

 借りた分については、これから先、ずっと返済していかなければならないことは頭では理解しているが、自分のお金だという感覚があまりないため、それほどの危機感は生じていない。

 気持ちは分からないではないが、同じお金であるにもかかわらず、目の前にある現金とバーチャルなお金で態度が違うのはあまり好ましいことではない。目の前にあるお金だけをお金と考えてしまうと、投資のリスクを過大評価し、借入れのリスクを過小評価する危険性が出てくることになる。

 お金持ちになれる人は、自分のお金はどのような形態であれ、自分のお金として認識することができる。必要なら適切に投資をするだろうし、過度な住宅ローンは組まないだろう。

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