お金持ちと庶民とどちらが疑い深い?
お金持ちと庶民とどちらが疑い深いだろうか?お金持ちの人は庶民と考え、庶民はお金持ちと考えるかもしれないが、答えは「両方」である。だが、お金持ちと庶民とでは、疑い深さの種類が異なっており、これが資産の差となってあらわれているのかもしれない。
お金持ちの人は自分だけが損をするのではないか?とは考えない
お金持ちの人は、基本的に人を信用していない。契約などで相手から騙される可能性があると常に考えており、そのためのバックアップは欠かさない。騙された場合には、その対策をしていなかった自分が悪いと考えるので「信じていたのにヒドイ!」というようなことはない。ある意味で、相手は眼中にないとも解釈できる。
一方、お金持ちの人は、自分の行動がもたらす結果についてはあまり疑わない。お金持ちになるには、リスクを取ってビジネスを始めたり投資を行う必要があるが、リスクを取っても、自分だけが損をするのではないか、とはあまり考えない。リスクを取った分のリターンはあるはずと考える。
このため、多少のリスクがあっても、期待リターンが大きければ、そこに賭けることができる。現実問題として、リスクを取らなければリターンはないので、これが大きなお金を稼げる要因となるわけだ。
大きな枠組みで考えるとお金持ちの人は、自分の将来は自分で決めることができると考える傾向が強い。それを邪魔されないよう、契約などを吟味するという発想である。性悪説もそこから発してる可能性が高い。
同じ疑い深いならどちらが得か?
お金と無縁な人は、無条件で相手を信じる傾向が強い。相手に悪意があるかもしれないということを前提に考えないので、「上司はいい人だと信じていたのにヒドイ!」といった形で、相手を強く非難することになる。
これは相手を信じる傾向が強いと解釈することもできるし、相手は自分に対して、優しく紳士的に振る舞って当たり前といった具体に自己中心的に考えていると解釈することも可能だ。
一方、お金がない人は、別な部分では非常に疑い深い。リスクを取って新しい事業を立ち上げても、周りは動かず自分だけが損するのではないかと常に疑心暗鬼になっている。
実際、日本では何も新しいことをせず、周囲と同じ行動を取っている方が安全なので、彼等の考え方もあながち間違ってはいない。
だが、新しい取り組みに対して「どうせうまうくいかない」と考えていては、いつまで経っても、新しい第一歩を踏み出すことはできない。この結果、大きなお金を稼ぐチャンスを自ら失ってしまうのである。
お金を稼げる人とは対照的に、お金がない人は、自分の将来は、周囲の人間が決定すると考える傾向が強い。このため、周囲と軋轢を生む可能性がある新しいプロジェクトにはチャレンジしないし、周囲が「いい人」であることを願う。
両者とも疑い深いのだが、どちらが経済的に有利なのかは明らかである。同じ疑い深いなら、経済的に有利で大金を稼げる可能性がある方を選択するのが賢い生き方である。
【参考記事】
「賃金の原資は何か?」
【関連サイト】
「なぜあなたは出世できないのか?」
「投資で成功するために絶対知っておくべきこと」
「起業・独立で成功するために知っておくべきこと」
「放射能から身を守る食品サイト」
「記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト」
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