お金持ちの教科書

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税金をたくさん払うとお金持ちになれる?

 

 お金持ちの人たちはものすごく税金に敏感だ。
 日本では給与所得者(いわゆるサラリーマンと呼ばれる人)が一番多いのだが、サラリーマンの場合には源泉徴収制度といって自分が勤めている会社が役所に代わって税金を納めている。
 このため我々はいくら税金を払っているのかあまり意識しないことが多い。

 この源泉徴収のシステムも高額所得者の場合は対象外となり、自分で税金を申告する(確定申告)必要がある。お金持ちの人は、給料が高いことが多いので、確定申告の対象になることから、嫌でも自分がいくら税金を納めているのか意識せざるを得ない。
 またお金持ちの人は、不動産や株式などを保有していることが多く、不動産や株式の売却時には税金がかかるため、税金のことを知る機会がさらに増えることになる。
 それになんといってもお金持ちの人たちが税金を意識するのは、事業にかかる税金からだろう。お金持ちの人の多くが会社を経営しているので、会社の法人税は常に頭が痛い問題なのだ。
 
 「毎年決算の時期はホント憂鬱ですよ」

 全国に不動産を多数保有する資産家のBさんにとって、決算期は一番嫌な季節なのだそうだ。

税金を意識できるとお金が貯まりやすくなる
 これだけだとお金持ちは税金で大変だという話で終わってしまうのだが、そうではない。お金持ちの人はさらにお金持ちになるという話があるが、その理由のひとつがこの税金なのだ。

 もちろんこれは、お金持ちになると税金から逃れる方法が見つかるといったような話ではない。お金持ちになると税金を意識せざるを得なくなり、税金のことをちゃんと意識できるようになると、お金をより有利に貯めることができるようになるという話である。

憂鬱な確定申告

 とにかく一定以上の資産や年収になると、税金の負担は極めて重い。
 お金持ちの多くは事業をやっていたり資産の管理のための会社を作ったりするのだが、何もしないと法人税として利益の50%を持っていかれてしまう。
 このことは何を意味しているかというと、1億円ゲットするには2億円必要となるということなのだ。
 
 1年間に利益が2000万円出る会社を10年経営すれば資産2億円がつくれるはずだ。だが実際には、10年で1億円にしかならない。利益の50%が税金で消えるからだ。つまり1億円作るためには2億円作らないといけない計算になる。

 お金持ちの人の頭の中は、1000万円儲かるという話があると、自動的に500万円と計算している。この感覚がないと、もっとあるはずなのに思ったよりお金がない、といったことになりかねない。

 結構思い当たるフシがあるのではないだろうか?このあたりの感覚の違いが最終的には資産の違いとなって現れてくるのだ。

節税から得られる魔法の杖
 これほど税金が厳しいとなると、何とかしてこれを軽くできないと誰もが考えるだろう。そこでお金持ちの人は節税術を駆使することになる。

 節税は特別なことをするわけではない。税金がどのようにかかるのかというルールを穴が開くほどに読み込み、ルールの中でもっとも税金が安くなる方法を選択するというものである(お金持ちの人は税理士を雇うので、実際にこの作業は税理士の人がやっていることが多い)。
 
 この作業をいつも行っていると、ちょっとした出費ひとつでも経費になるのかならないのか(税金から控除してもらえるのか)を考えるようになる。やがては、1円単位でも必要な出費なのかそうでないのかを考える思考回路になる。最終的には欲しいものではなく、必要なものにしか出費しないという境地に達するのだ。

 フツーの人は「欲しいもの」にお金を払う。だがお金持ちになる人は「必要なもの」にお金を払う。この効果は絶大で「必要なもの」にしかお金を払わない習慣を身につけられれば、お金持ちへのパスポートを手にしたようなものだといわれる。
 一旦お金持ちになると「税金」を通じて、必要なものしか買わないという習慣を身に着けるためのトレーニングを受けることになるのだ。かくしてさらにお金持ちはお金持ちになっていく。

脱税したら私が捕まえるよ!

脱税は合理的ではない
 ところで節税というと脱税をイメージする人がいるがこれはまったく別物だ。

 節税はあくまでルールの中で有利な方法を選択するということだが、脱税はルール違反である。
 世の中には脱税が横行しているというイメージがあるが、実際はそうでもない(一部には脱税を平気で行っている人たちがいるにはいるのが特殊でかつ少数だ・・)。

 脱税にはいろいろな手口があるが、大きく分けると二つある。ひとつは売上げなど「お金の入り」を少なく見せかける方法。もうひとつが「お金の入り」は誤魔化さないが「出費を過大に計上する」というやり方、あるいはその両方である。
 
 だがいずれの方法にしても、本来入ってくる儲けや出費についてウソの申告をしなければならない。ウソがひつとあると、必ず他のどこかにひずみが出てきてしまう。不自然なところをゼロにするのには至難のワザで、かならずどこかにボロが出る。
 小額ならともかく金額が大きいと結構な確率で検挙されてしまう。よほど後ろめたいお金でない限りは、節税にとどめておいた方がずっと合理的なのだ。

【参考記事】
グローバルなお金持ちが見せるもう一つの顔
【関連サイト】
なぜあなたは出世できないのか?
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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