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原因と結果を混同してはいけない

 

 世の中には原因と結果を混同している人が実に多い。例えば残業なしで高い利益を上げている会社があると仮定する。その会社に対して残業がなく効率の良い働き方をしているから高い利益を上げることができると考えるのか、儲かった結果として残業をしなくて済んでいると考えるのかでは、状況が180度変わってしまう。

同じ状況でも人間の判断は正反対になることがある
 人間の心はかなりいい加減なものであり、常にいろいろなバイアスがかかりやすい。残業が多くて嫌な思いをしている人に、残業なしで高い利益率という状況を見せると、働き過ぎない方が儲かるんだというイメージを持ちやすい。

 だがこのケースは、残業が少ないという事実と、利益率が高いという事実が併記されているだけであり、どちらが原因なのかは特定されているわけではない。つまりこの話を聞いた人は、無意識的に効率の良い仕事から利益が生まれるという因果関係を想像しているのである。

 こうした状況は逆も成立する。朝食を食べる子供の多くは成績がよいという事例が示されると、今度は多くの人が「朝食を食べたか食べないかと成績は関係ない」「朝食を食べなくても成績がよい子もいる」といった反応が返ってくる。
 このケースも、2つの事実が併記されているだけで、因果関係ははっきりしていない。だが、先ほどの例とは逆に、多くの人が無意識的に因果関係を否定しようとしている。

 同じ事実の併記という状況を前にしても、人がそれに対して抱く印象はバラバラであり、原因と結果が勝手に結びつけられている。マーケティングの世界では、このような認識ギャップを利用したテクニックは多用されており、人間の心理を巧みに突くように商品やサービスが設計されることになる。

その事例は取り入れた方がよいのか?
 お金をムダにしない、あるいは、より多くのお金を稼ぐためには、こうした錯覚からはできるだけ無縁でいる必要がある。

 残業時間と利益の例では、ほとんど場合、利益が出た結果として残業が減っていることの方が圧倒的に多い。これについては、儲かる前から残業があったのかを調べれば分かる話なので検証は比較的簡単である。だが世の中には検証が難しい事も多いので、ダマされないように注意した方がよい。

 一方、朝食と成績には、原因と結果という明確な関係があるといわれている。もちろん朝食そのものが成績に直結しているわけではない。だが朝食を食べる子供は生活のリズムがしっかりしてくるため、集中して勉強することが可能となる。結果的に学習効果が高まり成績に影響してくる。

 実際、あるクラスの生徒に、朝食を食べるように積極的に指導すると、そのクラスの平均点は上昇するという。すべての個人に当てはまるかは分からないが、マクロ的には明確な因果関係が存在している。

 こうした思考回路が身についていれば、何か新しい話を耳にした時でも、冷静にそれを分析したり判断したりすることができるようになる。
 本コラムでもお金持ちの行動パターンをよく紹介しているが、原因と結果の関係をよく理解していれば、それを取り入れた方がよいのか、そうではないのか、自分で判断できるようになる。

【参考記事】
自分を特別な存在だと思っていませんか?
【関連サイト】
なぜあなたは出世できないのか?
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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