お金持ちはキャバクラでおいしい思いができるのか?
キャバクラでモテるためにはお金が必要だという。一方で、お金をかけずにキャバクラ嬢を落とす方法という類の情報もネットにはあふれている。
お金持ちはこの手の店で本当にいい思いが出来ているのだろうか?今回はこのあたりのナゾに迫ってみたい。
お店の側から見たらお金持ちはどのように映るだろうか?
当たり前だが、お金持ちはこの手の店にとって最大の上客である。お金を持っているお客さんを見つけ出して、お金を使わせることについてはかなりシステム化されている。
女の子はお客さんとの会話の中から、職業や懐事情などをさりげなく聞きだし、お金持ちそうだと分かればフロアの男性スタッフにもちゃんと伝わるようになっている。
実際に金払いが良ければ、女の子だけでなく男性スタッフも含めて、みんなヨイショしてくれるので、当然気分良く飲むことができる。
女の子にチヤホヤされてそれで気分上々ということでよければ、お金持ちはキャバクラでもクラブでもどこでもいい思いができるということになる。
当たり前だが、客は「お金」としか見られていない
だが、この記事を読んでいる読者(特に男性)の方は、そんなことに興味があるわけではないだろう。そりゃあ高いモノをバンバン注文すれば、女の子もお店も良くしてくれるのは当たり前だ。そうではなく、お金を持っていると、もっと個人的にいい思いができるかということが本当に知りたいところである。
とあるお店での筆者とキャバ嬢S美さん、Y子さんの会話である。
S美「あ~あ。なんか大金持ちのお客さんいないかなあ。愛人になってもいいかも」
Y子「やめときな。金もってる人って、いろいろうるさいよ」
筆者「いろいろうるさいって?」
Y子「例えばマンションの家賃出してやるとかいっても、その分キツイこと要求してくるしメンドー」
Y子「金持ちの人って、出した分の見返りよこせっていうのが露骨」
筆者「じゃあ、ビンボーな客の方がいい?」
Y子「まさか。論外」
筆者「お金持ちの人ととも、あまり付き合いたくない?」
Y子「人にもよるけど、あたしはちょっと持ってる人をたくさんキープしておきたい」
S美「でもさ、小金持ちだとすぐお金なくならない?」
Y子「お金なくなったら店来なくなるし、わかりやすいじゃん。めんどくさくないよ」
S美「また新規のお客さんゲットしなきゃいけないじゃん」
Y子「S美ちゃんさあ。それあたしらの仕事じゃない!」
筆者「なんで俺の前でそんな会話してんの?」「俺は何?」
Y子「ゴメンネ。じゃあ、あたしと付き合う?買い物一緒行こうよ」
筆者「いや最近ちょっと忙しいので・・・」
当たり前だが、彼女達は仕事でお店に来ている。身も蓋もない話だが、相手がお金持ちと分かれば、どうやってお金を使わせようかと考えるのが仕事である。
残念ながら、お金持ちは彼女達から見るとただのお金にしか見えていない。それにS美さんの話からも分かるように、特定の個人に依存してお金やモノをゲットするのもリスキーと考える女の子も多い。かなり現実的だ。
では、お金がないヤツもダメ、お金持ちもダメで、結局イケメンのヤツしか個人的にいい思いはできないのか?そうでもないようである。
お金を持っていることをいかにアドバンテージに変えるか?
都内で飲食店数店を経営するE氏は、六本木や新宿のお店にしょっちゅう出没している。Eの見た目はごくフツーの人でイケメンでもチョイワル風でもない。だがE氏は個人的に何人ものキャバ嬢達といい関係になったそうだ。しかも、特別大金を投入したり、プレゼント攻勢をかけたわけでもないという。
「僕の姿勢は基本的に待ちです」
「お店で働く子の多くは個人的に相当ストレスがたまっています」
「どうしようもなくなる時は誰にもあるでしょう」
「特に何を求めるでもなく、ちょくちょく継続的に通って彼女達の話を聞いているとそういうこともあるんです」
筆者は六本木のキャバクラの店長に話を聞いたことがあるが、確かにお店で働く女の子のストレスは相当なものらしい。口が臭いオヤジのつまらない話を延々聞き、セクハラされまくりなのだ。ストレスも溜まる。
ホストクラブのお客さんといえばTVドラマでは有閑マダムということになっているが、実はキャバ嬢や風俗嬢達がほとんどである。お店の中にはキャバ嬢たちに払った給料を取り返す?ために系列でホストクラブを経営しているところさえある。
また、彼女達がお店で働き出すきっかけは、興味本位という人を除くと、ほとんが恋人関係のトラブルだという。
彼氏がギャンブルで借金して返済を助けるため、事業資金を援助するため、などなど、彼氏を金銭的に援助するために夜のお店で働きはじめる。だが、思うようにお金が稼げるわけでもない。生活も不規則だ。男は勝手なので、そのうち彼氏は彼女に文句を言い始める。結局ケンカして別れてしまうケースも多い。
E氏にとってはそのタイミングがチャンスなのだ。だが「いい感じになるかな?」と思っても結局ダメだったケースは山ほどあるという。だがそれまでに投じたお金は経費と割り切り、ガツガツ取り返そうとはしない。またお金を持っていることはできるだけ明かさない。ここがポイントなのだそうだ。
「お金持ちは金ズルと見られて損してしまうので、これを逆手に取った作戦です」
さながらクモが糸を張っているようだ。クモは蝶を食べてしまうが、E氏によれば「食べることは食べますが、僕は彼女達の癒しにもなっているんです」とのことである。
E氏の作戦をそのまま真似ることは資金的に難しいかもしれないが、不利になる部分をできるだけ少なくし、根気よく続けるという姿勢は、お金持ちでなくても参考になるはずだ。
ちなみにE氏は最近流行りのガールズバーには出没しないそうだ。
【関連サイト】
「なぜあなたは出世できないのか?」
「投資で成功するために絶対知っておくべきこと」
「起業・独立で成功するために知っておくべきこと」
「放射能から身を守る食品サイト」
「記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト」
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