お金持ちは自分へのご褒美をしない
自分へのご褒美というものがある。多くは頑張った自分に対して、何か欲しいをモノを買ったり、ちょっといいお店で食事をしたりすることを指している。だが多くのお金持ちは自分へのご褒美という概念がない。残念ながら自分へのご褒美という考え方は、お金持ちになれない人に多く見られる発想法なのだ。
自分へのご褒美は結局消費でしかない
自分へのご褒美の最大の欠点は、自分のお金を消費しているという点である。しかも、ご褒美といっているくらいだから、ちょっと無理をした出費というニュアンスが含まれている。つまり自分はがんばったが、誰もそれを評価してくれる人がいないので、自分のお金で自分にプレゼントしたというところだろうか?
自分が抱える不満に対して自分のお金を使って癒すという行為は、下手をすると堕落ループへ一直線となる。
ある一瞬消費によって不満を癒すことができても、根本的な解決にはならない。癒しも慣れてくると効果が薄れてくるので、より高額の消費をしないと癒せなくなってくる。ショッピング依存症はこれがひどくなった結果である。
もちろん人間だから、自分で自分を褒めてあげたいといった感情を持つのは自然なことである。だがそれが知らず知らずのうちに、消費と結びついてしまっているとすれば黄色信号だ。
自分が抱える不満を究極的に解消する方法は、その不満の根本原因を完全に取り去るか、それを補って余りある収穫を得るしか方法はないのである。
お金儲けができれば自分を癒す必要がなくなる
その意味でお金儲けはかなり汎用性の高い処方箋といえる。お金に対する気持ちは人それぞれだが、程度の差こそあれ、お金はほとんどの人にとって非常に価値の高いものである。
たくさんのお金あれば、たいがいの問題を解決することが可能となる。
そして非常に重要なことなのだが、お金があるとそのように考えることができるようになり、実際にお金をかけなくても、その問題について気持の整理がついてくるのである。
結果的に一銭をお金をかけることなしに、自分の心を癒すことが可能となる。
片方ではお金がない中で、出費を重ねながら不満な気持ちを癒すという悪循環になっている。もう片方では、結果的に一銭も出費をすることなく、不満な気持ちが解消されていく。両者の差はあまりにも大きい。
つまりお金持ちの人は、不満に耐えて自分へのご褒美を我慢しているのではなく、自分へのご褒美をする必要がないというのが実態なのである。
どちらに向かうのかは、ちょっとした気持ちの持ち方で変わってくる。ツラい状況に陥った時、消費に走るのか、それとも、ちょっと考え方を変えて、多くのお金を稼げる方法を考える方向に進むのか。決めるのはあなた自身なのである。
【参考記事】
「オイシイ話があると信じる人、信じない人」
【関連サイト】
「なぜあなたは出世できないのか?」
「投資で成功するために絶対知っておくべきこと」
「起業・独立で成功するために知っておくべきこと」
「放射能から身を守る食品サイト」
「記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト」
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