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イマドキのお金持ちならやっぱりネット系

 

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 お金持ちにもいろいろあるが、いまどきのお金持ちといえば、やはりネット系の起業家たちだろう(新鮮味がないけど・・)。

 ネット系のお金持ちの最大の特徴は、ハンパない金額の大きさである。とにかく資産のレベルがダントツだ。ソフトバンクの孫正義氏は6000億円、楽天の三木谷浩史氏は5000億円、グリーの田中良和氏は1800億円とため息が出る。

 最年少でマザーズに上場して有名になったリブセンスの創業者村上太一氏は弱冠25歳だがすでに100億円くらい持っている。
 リブセンスは前期の売上げが約11億円と数字だけ見ればそこらの町工場と変わらないレベル。だが、ネットという新規性のある事業でマザーズに上場できるとその会社の価値は200億円近くで評価される。まさにネット系のマジック、現代の錬金術だ。

 大金持ちだといっても、借金を相殺すると手元にはほとんどお金が残らない人も多いが、この人たちは、事情があって借金をしている人以外は、純粋に資産である。ある意味で本当にお金を持っているといえる。

 株長者たちのデメリットは、自分が創業した会社の株式が資産のほとんどを占めているという点だ。
 会社の株を売ってしまうと、会社の経営権を無くしてしまうし、たくさんの株を一気に市場では売れないので、ほとんどを保有したままということになる。そうなると、名目上は巨額の資産を持っているが、手元に置いておけるお金は少なくなってしまう。

 お金が欲しい場合には、社長を引退して、少しずつ自分の株を市場で売るか、株式をファンドなどに売却するという手がある。これをこの世界では「売り逃げ」という。
 自分が作った会社の株を売るとなると、投資家がこの会社大丈夫なのか?と騒ぎ出すので、歳を取って引退するとか、病気だとかみんなが納得するうまい言い訳が必要だ。

旦那さんはマッキンゼー時代の後輩

 この巨額の売り逃げに成功した人はあまり多くない。

 大成功した一人は日本マクドナルドの創業者である藤田田氏だ。藤田氏は3000億円くらいの資産を持っていたが、そのかなりの部分が日本マクドナルドの株式だった。藤田氏が経営者でいる間は売ることができなかったが、高齢で体調がすぐれなくなり、2002年に社長を引退した。その後藤田氏の持分はファンドに順次売却され、ようやく藤田氏のもとには巨額の現金が転がり込んだ(残念ながら藤田氏はその後、まもなく亡くなってしまったが・・・)。

 最近ではDeNAの南場智子氏が若くして社長を引退した。旦那さんが病気になってしまい看護に専念するとのことだ。南場氏は完全に会社を離れたので、市場に影響を与えない範囲で株を自由に売却することができる。藤田氏と同じようにファンドにまとめて売却すれば、一気に現金化が可能だ。

 もっとも、いろいろと無理すれば、株を売らずに現金を手にする方法もある。会社の株を担保にしてお金を借りるというやり方だ。だが、この方法は株が下落すると担保割れを起こしてヘタをすると破産してしまうという大きなリスクがある。だが、いろいろと事情がある経営者の中にはこのやり方を選択する人もいる。

夫婦愛で乗り切った?(商社時代の元上司と元部下)

 かつてiモードのコンテンツ「恋愛の神様」やバウリンガルで一世を風靡したインデックスは、事業の規模拡大を目指して怒涛の勢いでM&Aを行っていた時期がある。

 会社が調達する資金だけでは足りず、落合正美会長と奥さんの落合(小川)善美社長の保有する自社株も担保にして資金を調達した。だが、買収した会社の業績が伸びず、自社株の株価も下落したため、危うく夫妻は自社株を失いそうになった。

 ネット系の株長者のもうひとつのデメリットは自分の資産が株価が連動して毎日変化してしまうことである。資産5000億円といっても、リーマンショックのようなことがあって株価が5分の1になってしまえば、資産は一気に1000億円に減ってしまう。

 また株を上場するというと、とてつもなく儲かるイメージがあるので、それほど株価が高くない会社の創業者は、まわりからものすごいお金を持っていると思われてそのギャップに苦労するかもしれない。

 ネット系の会社のすべてがウン千億円という時価総額になっているわけではない。時価総額が10億円くらいの会社もたくさんある。創業社長が株の半分を持っていたとしても、資産は5億円である。しかも、そのくらいの時価総額だと、社長が持ち株を売ると暴落してしまうだろう。同じネット系の株長者といっても、グリーの田中氏とはかなりの開きがある。

 ネット系でお金持ちを目指すなら、とにかく話題にならなければダメだ。それか、地味でもいいので、会社を上場したらサッサと会社を売って引退すればよい。逆にこのような会社に投資をしようという人は、創業社長が会社を去る時期が株価のピークなのかもしれない。よくよくチェックしておくことだ。

【参考記事】
元祖ホリエモン。福沢諭吉の義理の息子は毒舌拝金キャラ
【関連サイト】
なぜあなたは出世できないのか?
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
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