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誰が敵なのかを見極める

 

 ゼロサムゲームという言葉がある。ゼロサムゲームとは、参加者の得点と失点の総和がゼロになるゲームのこと。

 例えば二人でジャンケンをして負けた方が買ったほうに10円払うゲームがあるとする。このゲームでは、買った方が+10円なら負けた方は-10円となり、二人の得点を足すとゼロになる。勝った人がいると、その分だけ必ず負けた人が存在している。
 ビジネスや投資の世界では、パイの奪い合いといった意味で使われることが多い。

現実社会はゼロサムになっていることが結構多い
 ビジネスや投資の世界は必ずしもゼロサムゲームではない。例えば株などは値段が継続的に上がっていけば参加した人全員が得をする。その逆で全員が損することもある。
 一方為替は取引相手が決まっているので、ドル円で儲かった人がいるとすると、その分必ず損した人がいる。為替はゼロサムゲームといってよい。

 ビジネスも参加者皆が得するケースもあるが、ゼロサムゲームになることが多いのも事実だ。新しい市場が急拡大している時は、参加者皆が儲かるが、飽和状態や縮小しているマーケットでは、競合との奪い合いとなる。
 さらに視野を狭めると、自社と取引先(仕入先企業や下請企業)とのゼロサムゲームや会社オーナーと従業員とのゼロサムゲームというものもある。
 急拡大する成長事業などそうそうないので、現実には取引先とのパイの奪い合いや従業員とのパイの奪い合いが、儲けの額を決める最大の要因になる。

 お金を儲けるためにはやみくもに突っ走ってはダメだ。自分が稼ごうと思っているところは、パイが拡大しているのか、パイの奪い合いになっているのかを冷静に判断しなけれなならない。
 もしパイの奪い合いになっているようなら、必ず富を奪う相手(敵)が存在する。敵が誰なのかをしっかりと見極めなければならない。

つまらない欲望はお金儲けの邪魔になる
 ここで重要なのはつまらないメンツは捨てるということである。
 もし敵が顧客企業であれば、顧客企業からの売上げを最大化するように全力を尽くさなければならない。場合によっては顧客企業の担当者から恨まれたりするかもしれないのだ。だが相手がキレて契約を打ち切られない限りはどんな手を使おうとも多くの注文を取った方が勝ちだ。

 これは対従業員でも同じことだ。

 ビジネス・オーナーとして従業員からパイを奪うのが最善と判断すれば、迷わずそれを実行しなければならない。人間は誰でも名誉欲がある。下の人間からは立派な人ととして尊敬されたいという欲望を持っている。だがその欲望は、対従業員のゼロサムゲームにおいては邪魔モノでしかない。

 もしこの記事の読者の方が従業員の立場なら、よく理解しておいた方がよい。自分が勤務している会社の経営者が優秀であればあるほど、いざ従業員からパイを奪うとなった時には、情け容赦なく攻めてくる。急に人が変わったように冷酷になるのは、優秀な証拠だ。

仮想的な敵にも要注意
 敵はパイを奪い合う相手だけではない。仮想的な敵というものも存在する。

 お金持ちになりたいという欲求は、お金そのものに対する純粋な欲求もあるかもしれないが、誰かに対して見返してやりたいというコンプレックスが働いていることも多い。

 コンプレックスそのものは健全なものであれば、非常に有効に作用するが、そのコンプレックスがどこに向いているのか分からない状態は少々危険だ。

 見返してやりたいという気持ちを持つ対象は、取引先、会社の同僚、学生時代の友達、親兄弟、親類縁者、出身地の同級生など様々だ。
 もちろん全員に対して勝てれば最高ではあるが、一気にそれを目指すのは手を広げすぎだ。

 田舎から東京に出てきて基本的にユーターンする気のない人にとって、郷里の知人は無視してよい存在だ。お金儲けをチャンスを得るためには、郷里の人からは後ろ指を指されることをしなければならないかもしれないのだ。つまらないプライドを多方面に持っていると判断を誤る可能性がある。

 これは逆も成立する。目の前の敵を意識しすぎて、全体が目に入らないこともある。取引先からひどいことをされ、見返してやりたいと思う気持ちは健全だが、別の取引先を開拓して関係を切る方が合理的なことは多い。

 敵を見つけることは、無用な争いを避けるためでもある。常に自分の敵は誰なのか探っておいて損はない。

【参考記事】
使う人と使われる人
【関連サイト】
なぜあなたは出世できないのか?
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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