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お金持ちは率と絶対値を区別して考えている

 

 このコラムでは何回か述べてきたことなのだが、数字に強い人は、お金持ちになるにあたって有利な立場にある。特に数字の絶対値と率を区別して考えられる人は、お金持ちへの切符をより簡単に手に入れることができる。

経済は成長している?衰退している?
 以下の新聞記事があったとしよう。あなたはどのような印象を持つであろうか?

 「C国のGDP成長率は年々鈍化し今年度は2%にとどまった。同国の成長率は5年前の5分の1である」

 もしこの記事を見て、C国が衰退し、経済が毎年マイナスになっていると感じるようだと、お金持ちになるのはちょっと大変かもしれない。

 この記事で指摘しているのは成長率であってGDPの絶対値ではない。成長率は5年前の5分の1になって2%というのだから、5年前には10%の成長率があり、今は2%ということだ。
 5年前の成長率が10%で、年々一律に成長率が低下しているとすれば、5年間でGDPが1.4倍近くに増大していることになる。

 同じように1000万円の資産が毎年10%ずつ増加するのと、毎年100万円ずつ増加するのにも大きな違いがある。前者は7年で資産が2倍になるのに対して、後者は7年後には1.7倍にしかならない。

 このような率と絶対値を使った数字のマジックはあちこちに見られる。お金持ちになるためには、この率と絶対値のマジックにだまされないようにしなければならないのだ。

金利に隠されたマジック
 金融商品で提示されている金利は、この手のマジックのオンパレードになっている。

 例えば年利1%の半年定期預金があるとする。100万円を預けるとすると、半年後に満期で戻ってくるお金は101万円ではない。年で1%なので半年では0.5%になり、戻ってくるお金は100万と5000円だ。

 この違いが分かった人は率についてはよく理解しているといえるだろう。
 ではこの人はできるだけ有利な定期預金を探して預けることでお金持ちになれるのだろうか?答はノーである。

 この人は率についてはよく理解していても、絶対値についてはよく理解していないのである。

 例えば、資産が10億円の人にとって金利1%の定期預金を選択することは非常に合理的なことである。10億円あれば銀行に預けるだけで1000万円の利子がもらえる。1000万円あれば余裕で暮らしていけるだろう。

 しかも銀行預金は安全性が高く、そうそう簡単にはなくならない。10億円の資産を持っている人にとって、大事なのは高い利回りではなく、安全性なのだ。

自分は賢いと思っている人ほど真実が見えない
 だが100万円しか貯金を持っていない人にとって銀行預金は必ずしも合理的な選択とはいえない。一生懸命有利な金利を探して定期預金に預けたところで1年で数千円から1万円しかお金は増えないのだ。

 「チリも積もれば山となる」という格言があるが、それが意味をなすのはチリの絶対量が多いときだけである。
 ごく少量のチリを積み上げたところで、チリはチリのままでしかない。
 しかも100万円を失ったところで、もともと100万円ぽっちの貯金である。気持ちの上では大きな金額かもしれないが、絶対値としてはゼロも100万円もほとんど大差はない。
 この事実に多くの人が気付いていない。というよりも気付いていても見ないようにしている。自分は賢いと思っている人ほどその傾向が強い。

 貯金100万円の人が定期預金を選択することが合理的なのは、今後それ以上の貯金を確保できる見通しがなく、その100万円を何としても死守しなければならない時である。つまりそれはお金持ちは目指さないということと、ほぼイコールであるといってよい。
 ほとんどの人がお金持ちになることを最初から放棄しているのだろうか?そんなことはないだろう。だが銀行はそのようなことは決して説明してくれない。そんなことを説明したら、多くのお客さんが逃げてしまうからだ。
 
 お金をどのように増やすのかを考える場合には、常に絶対値と率を区別して考えることが重要なのである。絶対値の少なさという現実に直面し、それを受け入れたとき、ようやくお金持ちへの道はスタートする。

【参考記事】
理系の人はお金持ちになれない?
【関連サイト】
なぜあなたは出世できないのか?
投資で成功するために絶対知っておくべきこと
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品サイト
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